FTXでデルタニュートラル戦略のポジションを作成する時は今でも緊張します。価格変動の差を無くして金利で儲けるトレードがデルニューです。最初のポジションの時点で不利なレートからスタートするとまずそれを回収しなければならなくなります。逆にうまく作ればいきなりプラスで始めることもできますが、それは都合の良い話というものです。
では、さっそくはじめてみます。
例として、1BTCのデルタニュートラルポジションを作る手順です。
まずはマーケット情報確認です。ビットコインとBTC-PERPが不利な価格になっていないかどうかと毎時受け取りの金利を確認します。
利用する通貨をお気に入りに入れておきます。左の☆マークをチェックして完成です。
星の左側、左上のメニュータブを押すと最近トレードで利用した順でお気に入りに登録した通貨がずらっと現れます。
marketボタンを押すとABC順に並び変わります。こうすることでBTCとBTC-PERPの価格差が簡単にわかります。
この画面だと50ドル価格差があります。デルニューポジション作成に有利なタイミングです。続けて金利を見ます。
0.004%です。理論上0.00125%ですからこちらも良好。問題ありません。0.00125%を超えている今ならデルニュー戦略のポジション作成に有利です。後は価格の変動が落ち着いている時が良いですが、それはブログでは書けないので割愛します。激動クラスで無ければ大きな問題は無いと思います。
さて、今度は現物を仕入れる業者を選定します。小さいポジションだったら送金のことを考えて、送金手数料無料のGMOコインの選択肢が最も有利になると思われますが、それなりのサイズを持つとなると価格差を気にすると利益率が上がります。
資産の分散の意味合いでも日本の業者は多く作っておくと良いと思います。口座作成の際にハピタスを通すとキャッシュバックがある業者もあるのでそういったものも利用し準備しておきます。
口座作成後仮想通貨業者にログインする際にはブックマークを利用し、グーグル検索などを利用しないようにしてください。悪質なフィッシングサイトが広告を出してあなたの資産を盗もうと狙っているかもしれません。
https://cc.minkabu.jp/pair/BTC_JPY
*トレードする際はログインして現実のレートで最終確認してください。
このタイミングだとコインチェックが良さそうです。
トレードする際の手数料を考慮する必要があります。
コインチェックとliquidは手数料無料なのでそのままの数字で良いです。その他は手数料がかかります。結構高いです。それでも販売所で買うよりかなり良いので、どの場合でも常に取引所を利用するようにしてください。
僕の勝手な今の使用感だと、
- liquid
- コインチェック
- ビットバンク
- ビットフライヤー
- GMOコイン
このあたりを最近はよく使っています。各自使いやすかったりレートが良いとかだったり、送金手数料が無料だったり、自分のその時にあった業者を選択すると良いと思います。
なるべくポジション作成時の価格差を抑えたいので、FTXと日本の業者のうち、どちらかを指値、どちらかを成り行きでトレードすると良いです。
手数料を考えると
liquid、コインチェックは成行側(先にFTX指値で売る)となります。
ビットバンクとビットフライヤーは微妙で、FTXとの手数料の兼ね合いでどうするか自分で決めます。
GMOは価格のブレ幅が他業者と比べて大きいのでその時どうなのかを実際の板を目で見てから決めます。liquidやコインチェックとは逆にFTX側成行の方が安定度が増して有利なケースが多いです。
今回の注文の出し方は例の画像であった、コインチェックを選択することにします。(実戦ではliquidで成り行きボタンを選択してトレードしました)
最初にコインチェックで成り行き買いの準備です。
400万円(今の価格よりも大きく上にする)でBTC0.1、成り行き買い
次のクリックで注文が入るような所まで準備します。
次にFTX側で指値の準備です。
現在の価格よりも20ポイントほど上で、BTC-PERP0.1指値売り
なるべくポジション作成時の価格差を抑えたいので、FTXと日本の業者のうち、どちらかを指値、どちらかを成り行きでトレードすると良いです。
手数料を考えると
liquid、コインチェックは成行側(先にFTX指値で売る)となります。
ビットバンクとビットフライヤーは微妙で、FTXとの手数料の兼ね合いでどうするか自分で決めます。
GMOは価格のブレ幅が他業者と比べて大きいのでその時どうなのかを実際の板を目で見てから決めます。liquidやコインチェックとは逆にFTX側成行の方が安定度が増して有利なケースが多いです。
今回の注文の出し方は例の画像であった、コインチェックを選択することにします。(実戦ではliquidで成り行きボタンを選択してトレードしました)
最初にコインチェックで成り行き買いの準備です。
400万円(今の価格よりも大きく上にする)でBTC0.1、成り行き買い
次のクリックで注文が入るような所まで準備します。
次にFTX側で指値の準備です。
現在の価格よりも20ポイントほど上で、BTC-PERP0.1指値売り
これで注文が成立するのを待ちます。オープンオーダーの画面を開いておくと注文成立の約定がわかりやすいです。
0.1ずつ10回に分けます。時間はかかりますが、安全です。万が一大きな価格変動に巻き込まれて失敗しても1回につき0.1BTC分です。
細かく分けることでリスク分散をします。
FTX側で0.1BTC-PERP売りの指値が刺さるのを見たら、コインチェックで買いのボタンを押して0.1BTCを買います。
刺さったら次の注文を入れます。10回繰り返します。例の1BTC分だとFTX側の履歴はこんな感じです(別日です)
記事では注文の出し方が少し複雑なコインチェックで書いていますが、この時の実戦ではliquidが有利でしたので、liquidの成行ボタン0.1BTC買い注文入力を使っていました。全部出すと長すぎるので1ページ分だけ。
少し時間はかかりますが、小分けにすればするほどに安全度が高いです。
0.005BTCや0.001BTCにしたら更に安全度が増します。
最後に買った現物をFTXに送って、レバレッジ1倍のデルニュー戦略のポジション完成です。初めてのアドレスへ送金する際は最初に少額のテスト送金を必ず行ってください。そして送金先アドレスを登録し、次に送金する際もアドレスが合致しているか確認してください。
ただちに送らずに現物を日本に置いたままにしておき、送金をせず値動きを見ながら少し待つのも一つの手です。このあたりは別の機会で説明したいと思います。
あとは不利な金利にならない限り気のすむまで放置で1時間ごとに金利発生で利益が積まれていく事になります。
画像の金利0.004%だと年利30%を超えます。(常に変動するので確定ではありません、詳細はデルニュー他記事にて)
お疲れさまでした。
デルニュー戦略参考記事
- 手数料無料のGMOコインからFTXへ送金
- デルタニュートラル戦略ポジション作成と理論
- 送金時のタイムラグについて
- FTTステイクで手数料削減
- デルニュー戦略ポジション作成実戦例
- 為替ヘッジを使ってデルニュー戦略の安定度を増す
- 本人確認方法とIEO参加について
- FTX海外仮想通貨業者の特徴
- 受取金利(FR)確認方法と手仕舞いの順序
- 出来高の量を確認する
- レバレッジを利用して海外取引所資産保有リスクを下げる
- FTXの画面表示、セキュリティ設定
- 米ドル-30000ドルルールについて(含み損OK)
- デルニュー口座、BTCマイナス金利が少し多い状態
- 受取年利をファンディングレート(FR)から計算
- 他取引所と他通貨での仮想通貨デルタニュートラル
- デルニュー戦略含み益含み損時のFTX応用
- ビットコイン暴落時デルニュー戦略資産推移チャート比較