FTXなど海外仮想通貨業者口座利用者向けブログ記事です。数百万単位以上の資産運用を行う方に書いています。資産運用の額は人により違い、ただ多ければ正義ではありません。自分の資産の範囲内で自分にとって適切な運用方法を選択できることが正義だと僕は考えています。他人のお金は関係ありません。自分の生き方を今よりも少し豊かにするための資産運用です。
海外仮想通貨業者の利用方法はレバレッジが日本より多く使えて効率的だからとか、入出金無料で便利とか、FTXならIEO(新規上場)だとか、デルニュー戦略だとか、キャンペーン狙いだとか、人それぞれです。
それを踏まえた上で、ということで願います。
海外で資産運用をするということは、米ドル建てで資産運用を行うのと同じことです。今の世界の資産の主流は円でもビットコインでもなく、米ドルです。これが基軸通貨であると常に意識する必要があります。
でも、日本に住んでいると円で物を買います。生活します。
日々のニュースでは、1ドルいくらいくらです、とか放送されます。ドルと円は同じ価値ではありません。日々変化しています。海外取引業者を利用するにあたって、円貨で対応するためには為替ヘッジを行わなければなりません。
ただ、これを行うと、資産運用の効率が下がります。だから少額運用の場合はある程度は目を瞑って、為替損が出るとしてもそれ以上のリターンを出すように投資を頑張るのが効率的な行動になります。うまく行けば為替で何もしなくてもプラスですが都合の良い考え方です。悪い方で考える必要があります。ちなみに今(2021/02/04)はドル高傾向で最近為替ヘッジ無しでデルニューやっている人はほくほく状態ですw
ある程度の額(考え方により異なります)を超えると為替ヘッジを行うように意識していく必要があります。
為替ヘッジをするには日本のFX業者が必要です。
おススメは
- GMOクリック証券FXネオ
- DMMFX
海外業者では
ビットコイン売り&米ドル買い
これを行っています。ですから、日本では
円買い&ドル売り
で対応する必要があります。例えば、デルニュー検証用口座の0.1BTCですと
「ビットコイン売り&米ドル買い」3814ドルを買っていることになります。この分をケアしてあげることになります。
本来ならば正確に全額ヘッジすると良いのですが、今はデルニュー戦略のリターンが大きいのでざっくりヘッジで十分な安定感を得ることができます。僕は4割ヘッジから12割の過剰ヘッジを行っています。為替トレーダー出身ですのでこちらでも利益の上乗せを狙っています。真似はしなくても良いです。
クリックとDMM、上記2つの口座だと1枚単位で現在の価格は1050000円分ほどです。
1ドル=105.186円
10000ドル=1051860円
0.1BTCで3800ドルほどでしたので、0.2BTCか0.3BTCにつき1枚ドル円の売りを入れてあげるとやんわりヘッジが完成します。これで円建ての動きとある程度は連動します。完全を求めないのであればこれで十分です。
1枚売るごとに保証金を10万円ほど入れておく必要があります。少額運用なら為替ヘッジをしない選択肢をあげたのはこの負担が大きいからです。
正確にしたければ、ドル円売りの枚数(の合計金額)にBTC-PERPの売りの金額を合わせて、毎日調整する必要があります。僕はそこまでしなくても良いと考えています。
ポジションを作ったら放置です。
証拠金が危険な水準になったら入金を考えます。150%を切ったらとかで良いです。ちなみに僕の今の証拠金維持率は128.66%ですwすぐに対応できない場合は、200%以上、300%以上あればヘッジとしては余裕があります(損してもFTXで儲かっている)
別に強制決済になっても構わないですし(その分FTX側で儲かっている)ほとんどの場合そうなる前にすぐに対応できるし慣れています(FX歴10年以上ですが強制ロスカットになったことはありません。自分で損切しています)いつでも入金するなり決済するなりもできます。FX口座に置いておく資金を減らし資金効率を自分の最大限まで上げて運用しています。
殆どの場合、短い間隔で為替レートを監視しています。出先でも行動出来ます。
旅行などを思う存分楽しみたい時はポジションを軽く(半分など)しておくなどすると良いと思います。デルニュー自体が地道に増やすトレードです。数日のロスは受け入れても良いでしょう。いつでも組みなおせばよいです。
資金効率とリスクのバランスを理解してからレバレッジをあげていってください。
128%というのは最近ドル高傾向だからそうなっています。最初から128%だったわけではありません=FXはデルニュー戦略対応でドル円売りにより含み損です
そろそろどうしようかなーという感じではあります。初心者にはかなり危険な水準です。悪い例として見ても良いくらいです。慣れたらイケルという感覚でお願いします。損益推移を確認して自分にとって適切なレバレッジを長い時間をかけて見つけてください。守備的なところからスタートしてください。
危険だと思ったら、FXとデルニュー戦略のポジションを解消してください。
それなりの資産をFTXで運用していくならば為替ヘッジの理論は理解しておいた方が良いです。先にも書きましたが、最近デルニュー戦略を始めた人は為替的に有利な状態になっています(2021年2/4現在)ヘッジをチャレンジする場合はチャンスです。デルニュー戦略を現在進行形で行っていて、為替ヘッジした状態で円建てで計算してみると最初にFTXに送った資金よりも多いことに気が付くと思います。
逆を言うと、円建てで余裕があるから放置を選択。これもアリです。
円を増やすことを最大目的とするならば、確率的にはデルニュー戦略の差益よりも為替の動きが上回ることは十分にありえます。無いとは言えません。
他の懸念材料としては「税制が違う」ということです。為替の方は20.315%の申告分離課税、仮想通貨は総合課税雑所得です。この問題については、勝っていく前提ならばロス排除はできなくともいろいろと対応方法があります。それはまた別の機会にでも。
マイナス部分を考えるとフルヘッジをしない選択肢が出てきます。5割や、7割とか、自分で考えて行動していくことになります。
数か月でははっきりとは見えてきませんが、さらに先を見て、5年、10年を見た場合ある程度は安定を取った方が良いかもしれません。
自分の資産と運用目的でどうするかをそれぞれ考えてみてください。
デルニュー戦略参考記事
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- デルタニュートラル戦略ポジション作成と理論
- 送金時のタイムラグについて
- FTTステイクで手数料削減
- デルニュー戦略ポジション作成実戦例
- 為替ヘッジを使ってデルニュー戦略の安定度を増す
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- FTX海外仮想通貨業者の特徴
- 受取金利(FR)確認方法と手仕舞いの順序
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- レバレッジを利用して海外取引所資産保有リスクを下げる
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- 米ドル-30000ドルルールについて(含み損OK)
- デルニュー口座、BTCマイナス金利が少し多い状態
- 受取年利をファンディングレート(FR)から計算
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