日本時間深夜、AWSの大規模システム障害が起こりました。仮想通貨業者や、アプリゲームなどが止まって大きな影響を受けました。
日本時間2021年2月20日(土) 0:09:35 EC2 (東京) お知らせ 単一アベイラビリティゾーンでのインスタンスの問題 | 単一アベイラビリティゾーン内でインスタンスが使用不可 https://t.co/h62FQ5I8tX
— AWS障害情報(全リージョン) (@awsstatusjp_all) February 19, 2021
FTXも対象で止まっていましたが、比較的早い数分程度で復帰しています。CEOのサムは、いちはやくTwitterで対応中のアナウンスをしていましたので、あぁ障害があったのかと、少しだけw安心でした。
AWS is having internal issues right now.
— SBF (@SBF_Alameda) February 19, 2021
We're looking into what we can do to get FTX back up.
日本国内では、コインチェックやGMOコイン、liquidなどが対象で緊急システムメンテナンスに入りました。
AWSの障害が原因であることが判明いたしました。現時点でメンテナンス終了時刻は未定であり、改めてお知らせいたします。
— Coincheck(コインチェック) (@coincheckjp) February 19, 2021
システム障害のお知らせ
— GMOコイン【公式】 (@gmo_coin) February 19, 2021
現在、システム障害によりサービスに繋がりにくい状況になっております。
ご迷惑をおかけいたしますが、復旧まで今しばらくお待ちください。
現在、原因調査と影響範囲の特定を進めております。
お客様へは多大なご迷惑をお掛けいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
どんなレートで始まるか見ていようと考えたので待っていましたが、午前3時半で3時間経過した今もまだ復帰している様子はありません。僕が海外仮想通貨取り扱い業者の方が良いと考えるのも必然です。
*GMOコイン午前4時半ごろ復帰、コインチェックとliquidは午前6時半まだ復帰せず
こういったこともトレードしていくうえではリスクです。24時間市場が開いていても自分が利用している取引所が使えるかどうかはわかりません。今回は日本の業者がダメでした。だからと言って、海外に資産全振りなどはできません。次は海外の方がダメな可能性だってあります。
最悪、取引所が突然消えることだってありえない話ではありません。海外取引所の仮想通貨業者を利用するという事はそういうことだと僕は考えて資産を配分しています。
さて、今回は冒頭のリスク管理の話の続きで、他取引所との比較と感想、他通貨ペアでのデルタニュートラル戦略についてブログ記事を書こうと思います。
僕は、日本国内、海外含めてかなりの数の仮想通貨取引所を利用しています。今までの記事でも時々書いていますので知っている方は既に知っていると思います。
IEO権利取得狙いでFTTをFTXとB1社でデルニュー戦略していたりもしていますし、イベント狙いで別のB2社を利用しているのも書いたことがあります。業者間価格差を狙ったアービトラージトレードの事もたまに書いています。
B1社→中国やアメリカ当局の規制リスクが高い(やられるなら一番目の可能性大)
B2社→海外FX業者XM出身者が代表で大きな信頼を寄せるのに心もとない
FTXの特徴はこれまでに何回も書いてきています。
このFTX含めてどこも絶対的に安心安全ではありませんし、B1社やB2社の懸念材料がFTX側で先に出てくるかもしれません。それでも、全てのバランスを考慮したうえで僕は仮想通貨売買をするのならFTXが良いと「今は」考えています。
他には、デルニュー戦略組んだ時の含み益、含み損の扱いに違いがあります。長期で組む場合は結構重要な事です。
FTXは含み損も含めたトータルで建玉の資産として考えられてFR(ファンディングレート)が支払われます。
別の業者では、含み損になると建てた米ドルに対してFR(ファンディングレート)が支払われます。
もしもビットコインの価格が2倍になったらFTXでは貰う金利2倍(含み損分にも受取金利発生)、別の業者ではずっと同じ(含み損には金利発生無し)になります。では逆に行って価格が半分になった時は?
FTXは空売りでプラスになった米ドルでビットコイン現物を買って同数のBTC-PERP売り、更にデルニュー積み増せばよいのです。もしくはレンディングに回すというやり方もあります。FTXと別業者では対応のしやすさに差が出ます。
お金を預けておく安全度とかトレード可能ペア数とかそういったものもすべて含めての個人的感想ですが、FTXの選択が優位だと僕は考えています。
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次は、通貨ペアのデルタニュートラルのお話です。
デルタニュートラルはポジションスクエアの状態、フラットの状態の事を指します。ですから、ビットコインではなく、別の通貨でも、なんなら株でもなんでもデルタニュートラル戦略を行うことが可能です。
僕はFXからのスワップ金利狙いデルタニュートラル戦略出身で、デルニュー歴はもうかれこれ9年ほどになります。今は仮想通貨の利ザヤの大きさにびっくりしている最中です。為替では年利6%取って満足とかの世界でしたが、仮想通貨では月利でそれ以上を稼ぐことができたりするタイミングがあったりします。
そしてこれはいつか終焉していくものだとも考えています。
FXが辿ってきた道です(FXでは昔ほど利ザヤが無くなりました)
僕自身は、自分のリスク管理で別の業者も利用していますし、別通貨のデルタニュートラル戦略を組んでいたりもします。FTX内でFTTでデルニュー組んで手数料割引を得ているなどはその中の一例です。
ビットコイン以外の通貨ペアを選ぶと流動性観点からのリスクが跳ね上がります。
システムメンテナンスなどでなくとも自由に逃げられないような時がかなりの確率で来ます。それはサーバーの不具合かもしれないし、パニック相場大暴騰大暴落のさなかに起こるかもしれません。その時は来ます。
そういった時に流動性こそが正義だと毎回感じています。ビットコイン以外で大きめのデルタニュートラル戦略を組むのはハイリスクだと考えています。せめて分散して組む必要があります。
他通貨ペアでデルニュー戦略を組む場合は以下のサイトで発生中の金利を確認されると良いと思います。ファンディングレートの平均値を見ることができます。All-time以外の数字は概ね合っていると見ました。なるべく出来高上位の暗号資産トークンペアを選択されると良いと思います。金利だけに惑わされずにやるなら少額、激烈にはお勧めしません。
https://ftxpremiums.com/
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流動性の話
BTCで期限アリの先物よりもPERPを選ぶのは利益が大きくなりやすいという意味に加えて出来高が多く逃げやすいという意味もあります。利鞘がありさえすればどんなペアでもデルニュー戦略組めますが、組みやすさ逃げやすさの難易度は大きく違います。その時が来たら確実に逃げられるという保証はなんにもありませんが、他の通貨よりも自分の望む行動で逃げられる可能性が高いです。
初心者からこの手法を始めるすると、FTXのビットコインの戦場でまず修業積んでからの方がいいんじゃないか?と僕は思うのです。長い目で見て稼ぎ続けたいのなら、、、ですけど。
応用効かせられると自分で考えられるようになったら旅立って行ったらよいのではないでしょうか。超絶パニック相場を一度は経験してからが良いと思います。もしくはそろそろとゆっくり手探りで。コロナショックより後に仮想通貨相場を始めた人はまだ何も経験していないと考えても差し支えありません。
以前晒したことのある海外業者のレバレッジの現在です。微調整しつつ今こんな感じ(FTXはメインアカウント)相場急変時に数時間で対応できると考えていて毎日安眠できるレバはこのくらいです。
コロナショック時のビットコイン円日足チャート
デルニュー戦略参考記事
- 手数料無料のGMOコインからFTXへ送金
- デルタニュートラル戦略ポジション作成と理論
- 送金時のタイムラグについて
- FTTステイクで手数料削減
- デルニュー戦略ポジション作成実戦例
- 為替ヘッジを使ってデルニュー戦略の安定度を増す
- 本人確認方法とIEO参加について
- FTX海外仮想通貨業者の特徴
- 受取金利(FR)確認方法と手仕舞いの順序
- 出来高の量を確認する
- レバレッジを利用して海外取引所資産保有リスクを下げる
- FTXの画面表示、セキュリティ設定
- 米ドル-30000ドルルールについて(含み損OK)
- デルニュー口座、BTCマイナス金利が少し多い状態
- 受取年利をファンディングレート(FR)から計算
- 他取引所と他通貨での仮想通貨デルタニュートラル
- デルニュー戦略含み益含み損時のFTX応用
- ビットコイン暴落時デルニュー戦略資産推移チャート比較
資金低くて時間ある人ならbiを推しますけど
ftxが資金管理ほんと楽ですよね
たまーーーに美味しい先先乖離あるので
色んなとこの口座持ってるに越したことはないですけど