*レンディングの利用は、スポットマージンオフ、メインアカウントで運用。*マージンonだと予期せぬ借り、サブアカウントだとレンディングが利用できないなどが起こるので注意です。
FTXという業者は大手海外仮想通貨取引所の中で、資産を預けておくなら一番まともだと僕が考えている部分があったり、デルタニュートラル戦略やその他トレードで利用している時の対応力が高いこともまぁまぁプラス要素です。
見た目でわかる金利だけで無い収支上乗せを意図的に狙うことが出来る業者です。
無期限(PERP)トレードが利用できる暗号資産の種類が多く、大きくは入れられませんがハイリターンが望める他通貨ペアでのデルニューだったりとかもそうです。あ、あとは入出金無料と言うのも大きいです(ただし通常設定だと米ドル資産マイナスを解消しないと出金できません)
今回はデルタニュートラル戦略を組んでいて、米ドルが含み益になった時と、含み損になった時のことについて書きます。(僕はFTXの2021年利用環境システム設定変更前からの口座なのでもしかしたら僕のアカウント状態と扱いが違う可能性があります、その際はご指摘ください)
米ドルが含み益になった時の収益上乗せを狙う方法
- 米ドルをレンディングに出す
- 現物BTCを買って同数PERPを売り、ポジションを積み増す
1か2、この2つのパターンで対応して収支の上乗せを狙えます。
1の説明
大きな価格の下げが来たりすると、デルニュー戦略を組んだ所よりもビットコインなど使用している通貨の価格が下がってその分米ドルがプラスになります。公開中のサブアカウントではマイナスなので「0」になっています。
米ドル資産がプラス状態であればレンディングに出すことが出来ます。(サブアカウントではできません)これを利用する際はFTXを更に信用する必要性がある事に留意してください。貸し出していた場合、保険基金制度などがあるので最悪の事態になる可能性は低いと考えていますが、不安な方は利用しない選択肢を検討すべきです。
後述しますが、メインアカウントでの基本状態ではなるべく米ドル資産をマイナス推移させています。新規上場でぜひ参加したいIEOなどがあるときはプラスにしたり、適時ポジション調整をしています。1の説明
大きな価格の下げが来たりすると、デルニュー戦略を組んだ所よりもビットコインなど使用している通貨の価格が下がってその分米ドルがプラスになります。公開中のサブアカウントではマイナスなので「0」になっています。
米ドル資産がプラス状態であればレンディングに出すことが出来ます。(サブアカウントではできません)これを利用する際はFTXを更に信用する必要性がある事に留意してください。貸し出していた場合、保険基金制度などがあるので最悪の事態になる可能性は低いと考えていますが、不安な方は利用しない選択肢を検討すべきです。
ではレンディングシステム使用手順です。
Wallet画面のMarginLendingをクリック。ズラっと貸し出し可能な仮想通貨が出てくるので「usd」で検索します。
usdは前回9.9%の金利でした。次回予想は9.87%です。これはデルニュー戦略のファンディングレート(FR)とは違い1時間ごとに発生する金利の年利換算分です。需給で変化します。良い時は100%を超えたりもしますし、一桁になったりもします。
これを使うと含み益を運用に回すことが出来ます。
そして米ドル資産がマイナスになっても解除しない限り貸し出したままになっています。その後デルニュー戦略で含み損になった時でも米ドル資産がマイナスなのに貸し出している状態となり金利が貰えます。
LEND選択
貸出をする際の注意点が出ます。貸し出しを中止した際は口座反映までに毎時00時を回ってから最大1時間のロック時間があります。
任意の額を入力してSAVEで次の00時から貸し出し開始です。
minimum yearly Rate は年利何%からなら貸してもいいという指示です。低くしておくと貸し出されやすくなります。マッチングしたレートで受け取りになります。0.876%で設定しておいてあったが、前回の結果は9.9%だったということです。
USDだけでなく、ETHでもBTCでも可能な通貨は全て貸し出せます。納得できる金利でFTXを信用するのであれば検討してみると良いと思います。
同画面内の更に下、LendingHistoryに受け取った金利の内容が表示されています。
1番の説明は以上です。2番はデルニュー戦略を追加するだけなので詳細の説明は省きます。プラスの分をFTX内で現物買ってPERPを同数売りポジションを増やして±0状態にして金利の上乗せを狙います。
次、米ドル資産がマイナスの時の意味について解説します。他業者には無いメリットのある特徴になっています。デルタニュートラル戦略ブログ公開用のポジションは現在-2050ドルほどのマイナスになっています。スタートは3292ドルです。
ファンディングペイメンツで支払い履歴を見ます。
午前3時の時点での支払いは0.0041%でした。
3292ドルの0.0041%は0.134972ドルです。
5343ドルの0.0041%は0.219063ドルです。
直近の午前3時、貰っている金利はどちらに近いでしょうか?
そうです。FTXでは含み損にも金利がかかっているのです。他業者では建てた額分のドルでしか金利は発生しません。3292ドルのBETのはずが実際のリターンはもっと上であることを意味します。
デルニュー戦略時のFTXの特徴、まとめます。
- 含み益だったら、米ドルを貸し出して受け取り金利を増やせる
- 含み損だったら、損している分追加で金利が貰えている
僕自身、他業者の利用もしていますし、それぞれのメリットがあります。
業者の特徴を理解し、有利な使い方をしています。FTXでは、ぱっと見でわからない追加益を取りに行ってみる、どうでしょうか。
これは初期設定のままでマージンスポットがオフである事が必要です。メインアカウント利用-3万ドルまでの特権です。資産のアカウント間移動は簡単にできるので、いろいろと組み合わせてみるのも面白いと思います。出金する際はマイナス状態を解消する必要がある点は覚えておいてください。
デルニュー戦略参考記事
- 手数料無料のGMOコインからFTXへ送金
- デルタニュートラル戦略ポジション作成と理論
- 送金時のタイムラグについて
- FTTステイクで手数料削減
- デルニュー戦略ポジション作成実戦例
- 為替ヘッジを使ってデルニュー戦略の安定度を増す
- 本人確認方法とIEO参加について
- FTX海外仮想通貨業者の特徴
- 受取金利(FR)確認方法と手仕舞いの順序
- 出来高の量を確認する
- レバレッジを利用して海外取引所資産保有リスクを下げる
- FTXの画面表示、セキュリティ設定
- 米ドル-30000ドルルールについて(含み損OK)
- デルニュー口座、BTCマイナス金利が少し多い状態
- 受取年利をファンディングレート(FR)から計算
- 他取引所と他通貨での仮想通貨デルタニュートラル
- デルニュー戦略含み益含み損時のFTX応用
- ビットコイン暴落時デルニュー戦略資産推移チャート比較