高額エアドロップを目の前にぶら下げられてinstadappを使ってみました。*投資判断アドバイスではありません

シミュレーションモードなどで過去にいじってみたことはあるので特に問題はありませんでしたが、いろいろと面倒なことがあることがわかりました。あとは安全度のことも考えました。

と、その前に、ALCHEMIXでバグが発見されて、2700ETHの損失が出た件をRektが記事にしていたので紹介したいと思います。誰でもハッカーになれたしラグプルできてしまいました。DeFiのレンディングサービスは持ち逃げ可能です。借りたものは気が向かなければ返さなくても良いんです。その代わりに担保として過剰な額を預け入れます。

このシステムの中運用されているお金、返してくれ的な感じになって、返さなくても良いモノをどれだけの人が返すというのでしょうか。

新しい仕組みは魅力的ですが、運営にすらわからないリスクが出てきます。DeFiではそれはたまにではなく、結構頻繁に。

だからある程度のハッキングやラグプルは許されてきています。僕も実害あっても怒っていません。僕がハッキング被害喰らったハーベストファイナンスは今も元気に多店舗経営、マルチチェーン運営していますw

HARVESTFINANCEの25億円ハッキングは現在のフラッシュローンを利用したハッキング手法の走りになっています。こちらもRektで記事になっていますので興味ある方はどうぞ。僕自身はハッキングとはいまも思ってなくてトレード技術でお金抜かれたと考えています(でもブログではわかりやすくハッキングと書きます)

市外にいて、冷や汗かきながら帰宅したのを今も覚えています。心の中でひたすら
「安全運転、焦るな、危険、お金よりも運転に集中」と唱えていたのを思い出します。

そして信号待ちでは僕が預け入れている資産を抜くシミュレーションを脳内で何度も繰り返していました。被害あったLPは小さい一部で大損害ではなかったのが救いです。

この頃はこの手法が浸透していなかった(多分広まったきっかけがハーベストファイナンスでそれを喰らったw)ので経験値の浅い僕は避ける術を持っていませんでした。といってもDeFiが流行りだしてからまだ1年かそこらです。コードを理解している人や造詣に深い方以外はいまだに全員初心者同然です。

えらそうに語っている僕はただ経験値が数か月長い程度の人間なんです。今からでもDEXDeFiトレードをやる方は将来的に見たら充分に早い存在になるはずです。今の僕との数か月の差はほんのわずかな誤差です。コロナ禍引きこもり推奨ですごく濃密な時間をこのタイミングで過ごせたことは僕にとってはある意味幸いでした。

ALCHEMIXでは現在のバグの対応他、グーグル広告を利用したフィッシング詐欺にも警告を出しています。

メタマスクの秘密鍵、シードフレーズは絶対に第三者に渡してはいけないです。本人確認済みの通帳と印鑑に加えて暗証番号メモ付きのキャッシュカードを同時に差し出すようなものです。

サポートを名乗ったりしていても相当疑ってかからないといけないです。本家のコミュニティテレグラムなどから質問すると詐欺師からサポートしますとすぐに返事が来るようです。どのテレグラムにも常駐詐欺師がいるようです。

セキュリティ関連でもう一つ、TREZORと並ぶハードウェアウォレット最大手Ledgerの個人情報が過去流出したのですが、その住所を利用して送りつけ詐欺が行われているとのことです。

注文してもいないのに、郵便物でハードウェアウォレットが届いたら、それは詐欺です。これもmetamaskと同じです。ニーモニック渡してはいけません。

これは、どこかの団体の会合などの集まりやオフ会とかで貰ったハードウェアウォレットでも同じことが言えます。もらったハードウェアウォレットを信用してはいけないです。どこにマルウェアが仕込まれているかわかったものではありません。
スクリーンショット 2021-06-19 091742
さて、本題(前置きなっが

instadappのエアドロップに釣られて利用してみました。利用してみないとわかないことも多いです。

最初に。

ガス代などの手数料で元通り戻す回収になんやかんやで1万円程度(ガス代Gweiで大きく変わる)かかりますので、相応の額のエアドロップのINSTが無いとエアドロ回収目的ではやる意味はありません。トークン回収する前に利益が出るかどうか確認するとは思いますが念のため。

まず大事なことは、instadappを利用すると、預け入れた資産は簡単には撤回できないということです。サイト内でも1クリックではもとに戻せませんと警告が出ます。

それでもOKと指示通りにインポートを進めて行くと、預け入れた資産を動かす権利の承認を求められます。自分にとって高額のエアドロップを受け取るためには仕方がありませんw

仕組みはある程度理解していたので問題無いと判断しました。

instadappで作ったアカウントの資産を動かせるのは自分だけです。資産移動の権限を持つのがアカウントを作ったアカウントだけになります(増やすことは可能)

メインアドレスの下にinstadappのアカウントアドレスが追加されると考えると簡単かもしれません。

これは、別アドレスでの運用と同じです。FTXのサブアカウント制度と同じで清算システムなどは別で動きます。

これを理解しないと自分の資産がいまどこにあるかの把握が難しくなります。逆にこれを理解したらスムーズに資産を動かしてメインアカウントに戻すことが出来ます。

資産の撤回方法が難解なため同じ質問が繰り返され、運営が動画を作ったようですw

自分しかお金を動かせないので、いきなりどこかに消えてしまうという可能性はかなり低いと思います。ハッキングの可能性も高くない部類に入ると考えています。メインアカウントでハードウェアウォレットをはさんでいたら、instadappで動かす際も同じように認証作業が必要です。ガス代などはメインアカウントが支払います。

インポートすると資産が消えてびっくりしますが、移動先のアカウント参照で資産の追跡が可能です。ザッパーがさきほどアナウンスを出しました。アナウンスはありませんがDeBankでも可能です。

現在の感想としてはちょっとややこしく、アカウント作成インポートなどお金もそれなりにかかりますが、リスク度的にはそれほど大きいとは感じず、そのまま運用でいいかと思いました。他に自分にとって都合の良い資産運用先が出たらこの限りではありません。

instadappで運用しているだけでプラスアルファでinstイールドファーミング3か月間のブーストを発表しています。コンパウンド運用益+inst運用益(現在APR12%多分この先下がります
スクリーンショット 2021-06-19 101210
ビットコインの預け入れだけでコンパウンドの1%とINSTの12%、そしてここで借り入れている資産の運用で20%超。レンディングサービスでは借りていた方が安全度が増す場合があります。

エアドロップとイールドファーミングインセンティブに釣られてこうしてさらなるリスクを取り、マネーレゴを行っていくのです、、、。