昨日の話のちょっと続き。

インスタダップがUniswapV3をインターフェイスに統合しました。手数料と価格レンジの設定が視覚的にわかりやすくなっています。動画解説もさっそく投稿されています。

こういった戦略を一つのインターフェースで簡単に操作できるようにするのがインスタダップです。
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DeFipulseによると、TVLランキングでは総合2位、100億ドル以上の資金がinstadapp内にロックされています。あまり話題にならないのは、DeFi運用を便利にするツールだからだと思います。本家ではないのです。ETHチェーンメインでヘビーDeFiユーザー向けというのもあると思います。

aaveやcompoundなどのTVLもカウントしています。インスタダップはコントラクトウォレットを利用して資産を運用します。

100億ドルもの資金がその契約の中にロックされていて、今までに事故ったことはありません。もし事故ったらDeFi界の中でも相当な大ごとになるでしょう。この事故っていない経過時間は一つの指標になり、自分が資金を入れている理由でもありますが、だから安心というわけではありません。

利用すると本家の一つのコントラクトリスクに合わせて、更にinstadappのリスクを併せ持つことになります。便利になるのと、追加の報酬を受け取る代わりに請け負うリスクです。

つい昨日のことです。FTMチェーンのReaper Farmがコントラクトにロックした資金を回収できなくなって資金を失いました。

ハッキングでも何でもなく、ただの運営のミス、コードを一行消しただけで資産を動かせなくなってしまったとのことです。

複数のコントラクトを挟むということは、複数のリスクを重ねていると同じ事です。マネーレゴはリスクの積み重ねであります。

今後、レンディングシステムや、レバレッジシステム、イールドアグリゲーターシステムなど、コントラクトを組み合わせて、高額の報酬を提供するプロダクトがどんどんと出てくると思います。

DeFi上にあるソースコード自体は誰でもコピー可能で、組み合わせた場合や、作った人の理解度が低い場合や、単純なミスで大きな損害を受ける可能性があります。

高額なリターンには必ず理由があります。

それが過度なリスクでなく、受け入れられる範囲内でのみ資金を入れていきます。

僕は約1年前にDeFiを始めて多数のバグや、ハッキング、資産盗難ラグプルを見てきたし、自分もいくつか経験しています。その結果、自分から見てどのラインなら行っても良いかの指針がある程度できあがりつつあります。それでもリスクは消せません。

いつでも怖いです。欲望と恐怖の合間にあるリスク許容の中に大きな収益が存在します。

コードが読めたら自信を持てるだろうと思いますが、残念ながら僕にそのスキルも勉強する気合いもありません。怠けたいのならその分資産を失うリスクが増します。

その結果で過度なリスクテイクは、入れた資産の全損です。えいやっ!で大金を入れるのは少し考え物だと思います。それはきっと欲望に負けています。

1年前の僕がそれに近く、いろいろヤバい橋を渡ったりもしましたが、リスクテイク自体は過度ではなく間違っていなかったと思います。今もなんとか相場で生き残っています。

欲をも制御下に。とても難しい事ですが精進します。

コードプログラミング以外で(頑な